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各界トピックス 医療・福祉

銚子市立総合病院の休止は許せない
公約破りの市長のリコール運動始まる

 

 



 10月23日、「岡野市長リコール決起集会」が千葉県銚子市市民センターで開催された。(写真左)
 銚子立総合病院は許可病床数393床。銚子市における中核病院であった。
 歴史は古く、1950年銚子市立診療所としてスタートし翌年「銚子市立病院」と改称。結核病床40床設置。1957年には精神神経料病床106床設置。その後一般病棟も増床し、1984年には「銚子市立総合病院」と改称。総合病院として市の中核病院としての役割を担って来た。日大、千葉大から医師派遣を受けていた。1996年からオーダーリングシステムを導入し「変革期」を迎えるが、11月結核病棟休止。2007年1月産婦人科の産科を休止し婦人科のみとなる。そして7月7日岡野俊昭市長は9月末日で病院休止を決定。「変革」とは名ばかりで実は「休止」への道を転がり落ちたのである。
 この市長提案に対して8月22日臨時市議会では12対13、1票差で病院休止の市長案が可決された。9月30日外来最終日を迎え完全休止に至った。
 岡野俊昭市長は2006年の市長選挙で初当選した。その選挙の公約に市立総合病院の存続を掲げていた。その公約を信じて岡野市長に投票した市民も多い。
 この決起集会が「何とかしよう銚子市政」市民の会の設立総会となり、銚子市立総合病院を休止した岡野市長に対するリコール運動がスタートした。決起集会には銚子市立病院の存続を願う市民600名が結集した。会場は公立病院の存続を願う必死の思いの市民で満席となり、ロビーまで溢れた。
 この「市民の会」の発足で代表に選ばれた茂木薫氏(写真右)は「私は製造業を営む。製品が欠陥品ならばリコールして回収し、作り直さなければならない。欠陥商品となった市長をリコールしよう」と呼びかけ満場の拍手を受けた。
 総選挙との関係でリコール署名運動の開始日がいつになるか流動的であったが、解散総選挙が来年に延びたため、10月31日、「市民の会」ではリコール署名は11月20日申請、22日からスタートすることが決められた。11月7日にはリコール署名を集めて回る受認者の説明会が開催される。受認者は希望者を募ったがすでに1000名を突破している。