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自主・平和・民主のための広範な国民連合
月刊『日本の進路』2008年1月号

農業危機突破大会に三千七百人 福岡
農家切りすて、米価下落に農民の怒り

 
 十二月一日、福岡市内で「福岡県農業危機突破生産者大会」が開かれ、過去最大規模の三千七百人が参加した。
今年度から始まった「品目横断的経営安定対策」によって、豊作にもかかわらず、大規模農家でも、小規模農家でも収入が減少。
 決意表明した農民は「われわれはこれまでおとなしすぎた。県青協が夏にトラクターデモなど行動を行った。もっと早く集会をやるべきだった。経営安定対策で生活が不安定になってどうかるのか。こんな制度ではやっていけない。対応次第では今度の選挙でも自民党を応援しない」と政府の農政に怒りをぶつけた。
 集会では国や県に対して、品目横断的経営安定対策の見直し、米価下落を防ぐコメ需給調整の実施、世界貿易機関(WTO)やEPA交渉で譲歩しないことを要請した。集会後、参加者は市内をデモ行進をした。