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小泉内閣は「官から民へ」「公共事業は悪だ」をうたい文句に、米国流の市場原理主義で弱肉強食の政策を進め、国民経済・国民生活を破壊しています。イラク戦争の泥沼化、米欧対立の激化でブッシュ政権の進退が問われる中で、戦後初の本格的な海外派兵や憲法問題に踏み込んでいます。
とりわけ、小泉内閣の改革政治は地方に深刻な影響を及ぼしています。「平成の大合併」で市町村行政を混乱させ、「三位一体改革」初年度の今年度予算では、国庫補助金を大幅に削減し、税源移譲はその半分にも満たず、地方交付税と臨時財政対策債を一方的に大幅減額しました。地方分権とは裏腹に、国の財政危機が地方にシワ寄せされました。多くの地方自治体は基金の取り崩し、住民サービスの引き下げなどの予算編成を余儀なくされました。
戦後最大の地方の危機に直面して、地方６団体は５月２５日、東京に７０００人を結集して、「地方財政危機突破総決起大会」を開催しました。福島県の地方六団体は５月１３日、連合福島、ＪＡ福島、福島県商工会議所連合会と連携して、１９００人の「地方分権と三位一体改革の推進を求める総決起大会」を開催しました。地方は怒りに満ちています。
昨年７月、政党や会派のちがいを超えて全国から地方議員が集まり、市町村合併など、地域が抱える切実な問題を持ち寄って活発な報告や討論を行いました。この全国交流会は参加者にとって有意義な場となりました。
私たちは、深刻化する地方の危機の下で、昨年に引き続き、地方議員全国交流会を呼びかけます。
どうすれば、地域住民の生活や営業を守り、地方自治を発展させることができるのか。どうすれば、日本の津々浦々に、豊かに暮らせる地域を子孫に残すことができるのか。
所属する政党や会派のちがいを超えて、地方議員が全国から集い、それぞれの経験や意見を交換しつつ、大いに議論しましょう。
全国各地から、地方議員の皆さんのご参加をお待ちしております。
二〇〇四年六月
二〇〇四年地方議員全国交流会発起人一同
開催要綱
開催日 ２００４年８月２０日（金）、２１日（土）
会 場 ２０日 いさご会館（川崎市川崎区宮本町3-3、電話044-211-0020）
２１日 サンピアンかわさき（川崎市立労働会館）（川崎市川崎区富士見2-5-2、電話044-222-4416）
２０日（金） 開場 １３：００ 開会 １３：３０
■全体会議−挨拶と講演
▼講演「イラク派兵は国を亡ぼす」
講師−小池清彦氏（新潟県加茂市長・元防衛庁教育訓練局長）
▼講演「三位一体改革、市町村合併を問う」
講師−野中一二三氏（全国町村会副会長・京都府園部町長）
■懇親パーティー（１８：００〜２０：００）
２１日（土） 開場・開始 ９：００
■テーマ別分科会
▼第１分科会 三位一体改革と市町村合併 ▼第２分科会 地域経済の活性化とまちづくり
▼第３分科会 地方自治体の中で進む民営化▼第４分科会 地域から平和を考える
■全体集会 各分科会報告 まとめ
■閉会 １６：００
＜参加費＞都道府県市区議会議員 10000円、町村議会議員 5000円（＊宿泊費は別）
＜懇親パーティー会費＞ 5000円
＊宿泊については、ご連絡いただければホテル一覧と地図をお送りします。
＊２２日（日）基地のまち神奈川をみる（オプショナルツアー）
（希望者のみ 横須賀：９時出発−池子−厚木−品川：１６時解散）
参加費 ２,０００円・宿泊費は別（詳しくは事務局にご連絡下さい）
主 催 ２００４年地方議員全国交流会実行委員会（発起人で構成）
事務局 自主・平和・民主のための広範な国民連合『日本の進路』地方議員版編集部
〒211-0011川崎市幸区幸町4-8青柳ビル２階 電話 044-511-0427 ＦＡＸ 044-541-2066
※問い合わせ、参加申し込みは、giin@kokuminrengo.netまで。