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自主・平和・民主のための広範な国民連合
月刊『日本の進路』2002年5月号

Monfhly 沖縄 2002年4月

日米安保のみえる沖縄の動き


4月8日 米軍嘉手納基地で、F15戦闘機から小型の訓練用照明弾(フレアー)が落下。フレアーは基地上空で完全燃焼した。

4月7日 宜野座村の米軍キャンプ・ハンセン演習場近くでキャンプ・シュワブ所属の水陸両用車二台が民間道に進入、民家の至近距離を往来、アスファルトや路肩に傷を付けた。

4月10日 勝連町のホワイトビーチに米海軍原子力潜水艦「シャルロット」(六、〇〇〇トン)が入港。県への第一報は約四時間前で、二十四時間前通報は守られず。

4月11日 米海軍佐世保基地を母港とする水陸両用即応軍所属の揚陸艦が、三日まで沖縄近海の公海上で新たな近接用防空ミサイルシステム訓練を行っていたことが判明。同訓練が公海上で行われたのは初めて。
・宜野座村の水陸両用車進入事件で同村議会は抗議・要請決議を可決。

4月12日 恩納村の航空自衛隊恩納分屯基地の旧汚水処理施設の汚泥から、最高〇・〇三七ミリグラムのPCBが検出。同施設は七三年に米軍から返還された。

4月17日 普天間飛行場で大型ヘリCH53Eから燃料タンクが滑走路に落下。落下地点は民間地に隣接するフェンスから約七百メートル。
・沖縄平和運動センターが県庁前広場で有事関連三法案の廃案を求める集会を開き、約百人が参加。

4月18日 米軍機からの落下事故を受け、県は在日米軍沖縄調整事務所を訪ね抗議。

4月19日 米軍用地強制使用問題で、地籍不明などを理由に国の継続使用を一度は認めなかったにもかかわらず、後に使用を容認したのは、憲法が保障する私有財産権の保障のための適正手続きに反し違憲だとして、新崎盛暉さんら一坪反戦地主二百八十四人が県収用委に裁決の取り消しを求める訴訟を那覇地裁に。
・PCB汚染問題で、恩納村議会は抗議決議を全会一致で可決。

4月22日 在沖米海兵隊のCH46E輸送ヘリ四機とKC130空中給油機一機が、県の自粛要請を無視し下地島空港に着陸。伊良部町議会は翌日、抗議決議を全会一致で可決。
・燃料タンク落下事故を受け、宜野湾市議会は住民地域上空での飛行訓練即時中止などを求める抗議決議と意見書を全会一致で可決。
・相次ぐ事件・事故に対し、県議会の米軍基地関係特別委員会は五月上旬に開かれる臨時本会議で抗議決議と意見書を可決することを確認。

4月23日 訓練用照明弾落下事故などを受け、嘉手納町議会は抗議決議と意見書を全会一致で可決。

4月24日 沖縄本島南東約百三十キロで訓練中の嘉手納基地所属F15戦闘機から風防ガラスが落下。嘉手納基地を抱える沖縄、北谷、嘉手納の三市町でつくる連絡協議会(三連協)の代表は翌日、同基地と在沖米四軍調整室を訪ね抗議。

4月25日 米空母キティホーク搭載C2輸送機が燃料漏れを起こし、住宅地上空を旋回後、嘉手納基地に緊急着陸。約三七八五リットルの燃料が空中で漏出された。事故機は翌日、事故原因を明らかにしないまま飛行再開。

4月26日 相次ぐ米軍機事故に嘉手納町議会は抗議決議を全会一致で可決。
・中部地区労と沖縄平和運動センターは「安保の見える丘」で抗議集会を開き、約百人が参加。