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自主・平和・民主のための広範な国民連合
月刊『日本の進路』2001年6月号

Monfhly 沖縄 2001年5月

日米安保のみえる沖縄の動き


5月1日 沖縄市議会は四月九日に北谷町で起きた米兵によるひき逃げ事件と、四月十一日に米兵が全裸で民家に侵入した事件について抗議決議と意見書を全会一致で可決。

5月2日 米軍ヘリの波照間空港利用問題で、竹富町議会が抗議決議と意見書を全会一致で可決。沖縄県は米軍関係機関に自粛を申し入れた。

5月3日 嘉手納基地所属の空軍兵が飲酒運転で沖縄市の県道でガードレールに衝突。現行犯逮捕された。

5月8日 米軍ヘリの民間空港使用問題で、竹富町議会が那覇防衛施設局や在沖米国総領事に抗議。今後の使用を一切認めないよう要請した。

5月9日 米軍機の波照間空港使用計画に対し、八重山地区労の浦本隆義議長が記者会見を開き、再着陸には抗議行動を展開すると表明。

5月10日 在沖米海兵隊はフィリピンとの合同演習に参加していた所属ヘリが再び下地島、波照間両空港を使用すると県空港課に届け出。

5月11日 四月一日に中国機と接触した米海軍電子偵察機EP3の同型機が嘉手納基地に飛来。

5月15日 米国防総省系の有力シンクタンク、ランド研究所が提言「米国とアジア―米新戦略と軍事態勢に向け」を発表。

5月16日 在沖米海兵隊所属ヘリが下地島、波照間の両民間空港に飛来、下地島にはヘリなど十三機、波照間は四機が着陸した。下地島では宮古地区労など労組員約五十人が、波照間では八重山地区労、平和運動センターなど約百五十人が抗議集会を開いた(三ページ参照)。

5月23日 ヘリ基地反対協が新基地建設受け入れ撤回を求める緊急市民集会。24日には岸本・名護市長に集会決議と公開質問状を手渡した。


 沖縄の本土復帰二十九周年の五月十五日、沖縄本島最北端・辺戸岬と、海を挟んだ鹿児島県・与論島で「大かがり火集会」が開かれた。両地は復帰運動の際に『沖縄と日本』の連帯を誓い合った場所。また、基地撤去を訴える「平和行進」(主催・沖縄平和運動センターなど)が十七日名護市役所を出発。十九日の県庁前ゴールまで約六十キロを行進した。十六日には名護市で「基地の県内移設に反対する全国総決起集会」を開催。また行進後の十九日には県庁前広場で「沖縄平和まつり」を開き、沖縄から平和を発信するアピールを採択した。十五日には県職労などによる沖縄本島南部の戦跡をめぐる「南部コース」平和行進も行われた。