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自主・平和・民主のための広範な国民連合
月刊『日本の進路』2000年9月号
 

東門美津子議員を埼玉に招き

講演会「沖縄の現状と課題」


 八月三十日、浦和市において「沖縄の現状と課題」と題した講演会が行われた。主催は原爆絵画展実行委員会。実行委員長の奥田芳郎氏は広範な国民連合さいたまの代表世話人でもある。奥田氏の呼びかけで、国民連合さいたまも参加した。講師は沖縄三区選出の社民党の東門美津子衆議院議員。沖縄三区は普天間基地移設先となっている名護市があるところ。東門さんは、基地移設反対と女性の地位向上を訴えて当選を果たした。当日は予想を大きく上まわり、百二十名をこす人で会場はいっぱいになった。
 まず、前島祐次氏(浦和平和センター代表)の「自自公から自公保へときな臭い現状の中、平和を守るために皆さんと一緒に頑張りましょう」との開会挨拶に始まった。続いて原爆絵画展実行委員長の奥田芳郎氏(社民党浦和総支部代表)は、初の沖縄革新知事を誕生させようと埼玉から人々が沖縄に駆けつけたときのことに触れ、「埼玉からそして全国から沖縄に連帯し、基地のない平和な沖縄を取り戻そう」と訴えた。
 来賓の天辰武雄氏は「第二次世界大戦の時に犠牲になった多くの人たちの死を無駄にしないためにも、平和憲法を守り、二十一世紀に生かしていくことが大事である。その原点の一つが沖縄であり、決意を新たにして頑張りたい」と挨拶した。
 講師の東門美津子氏は沖縄県副知事当時に触れ、「大田県政は基地問題を初めとする平和行政と女性の地位の向上に力を入れた。女性副知事の登用は多くの女性が県政に目を向ける要因になった」と発言。
 サミットについては「沖縄県として何が発信されたのかと考えると、何もない。あえていえば、沖縄の伝統文化を知ってもらえたかなという程度です。沖縄県民は嘉手納基地を人間の鎖で包囲し、基地のない沖縄を世界に発信した。しかし、クリントン大統領も日本政府も沖縄の基地縮小については、何も触れなかった。また、一部の人たちはサミットによる経済効果を期待していたようだがこれも期待を裏切られた。例えばプレスセンターでは飲食は全て無料ということで地元の経済には影響しなかったし、サミットの時に使われた電気製品は中古として半額で処分され地元の電気商店の売上ががた落ちだ」と報告。
 最後に「サミットが終わっていよいよ普天間基地移設問題が具体化しようとしている。世界に誇る平和憲法を守り、沖縄から声を上げ、皆さんと手を取り合って頑張っていきたい」と講演を締めくくった。
 続いて、中島修氏(埼玉平和センター事務局次長)から、沖縄・人間の鎖の行動に参加しての報告がなされ、最後に川畑忠満氏(浦和平和センター副代表)の挨拶で閉会した。講演会は最後まで熱心に話を聞く人たちの熱気に包まれていた。
 (埼玉事務局)